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amrskJPNのメモ帳

あおむらさき(amrskJPN)による作詞作曲と音楽に関するメモ帳です

「私好みです」

「私好みです」ということば
YouTubeでいろんな人の曲を聴いてコメントを見ていると、
「いいですね。私好みです。」という文が目に入ることがあります。
なんとなく上級者っぽい響きで私自身は言われたことがありません
(これはこれで問題)が妙に違和感を覚えるのは何故でしょうか。

「いや誰かの好みのために曲作ってるわけじゃないだろう・・・」
「『好きなテイストです』というコメントでも微妙に思えるのに
『私好み』と言えてしまうのがすごい」・・・いろいろ浮かびますが
自分がそう言われてもうれしいのかなあ。同じようなレベルの人なら
うれしいだろうか。結局「誰が言うか」なのだろうか。

英語と日本語/ドライスマイルと無表情
「I Like it!Good Job:-)」など英語なら気兼ねなく言えそうです。
そして何故か「I Like it!」でも嫌味を感じない。日本語でも
「この曲いいですね!好きです!」ならOKだと思う。
・・・そう考えると言語およびそれを生むメンタリティが・・・
やはり日本(語)って「ナチュラルに褒めない(肯定しない)」
文化(褒めなれていない/うまくよい気分を共有する気質に欠ける)
なのではないかと思ってしまうのです。

私自身はコメントにおいて多少意味が変でも英語をよく使います。
日本語で書くと抽象的すぎて変な人っぽくなっても英語なら
言える気がする(そういうキャラクターと認知してもらえる)
「○○的な愛のループを感じます」も「I feel・・・loop of love」
みたいな文ならあまり変な人にならない。
(わざわざ英語のコメントを残すことの奇妙さは置いておきます)
曲の感想としては上記の内容を思ったわけです。愛がもつれて
ループしているような感じ・・・そう言いたくても日本語は難しい。

「いいですね」の一言も「Good Job!」も意味は同じなのに
なぜか前者は暗いというか「ありがとうございます(硬直)」
という反応しか見えない。後者はドライ(どうでもよい)かも
しれないのに「Thanks!」と表面上はよい気分を共有している。
後者の方が少しプラスくらいでしょうか・・・日本語の「いいですね」
ほど得体の知れないどうでもよさを感じる一言はないかもしれません。

あえての「私好みです」
「私好みです」も同じ。その表現にたどり着く表現者におどろく。
(個人的にそう思うだけです)「私好み」でないと「Good Job」とは
思わないのだろうか?確かに各々が好きな音のフィールド・・・それは
ジャンルというかテイストというか・・・ある程度はあるものだと
思う。しかし「好みか否か」とは別に「これはよいクリエイション」
であるとか「心がこもっている」であるとか・・・そういう感動も
あってよい・・・ああそれで差別化をはかる意味での「私好みです」が
ありますね。「この曲はとりわけ私のフィールドに近いです」的な。

・・・いやそれでも!じゃあ「この曲好きです」でよいじゃない!
個人的には「私好みです」という表現を用いることはありません。
不思議なことばだなあと思いながらYouTubeを眺めています。
別に英語がとりわけ「よい」とかそういうことではないのですが、
なんか日本人が発するぶんにはテンションが上がってよいなあという
程度に思っています。

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